死亡時にフォロワーが声をかける仕組みを作る

CreationKitでのMOD作りの事を色々調べている時に、Story Managerと呼ばれる監視機能みたいなものや、Kill Actor Eventと呼ばれるアクター死亡時に発動するクエスト条件の事を知ったので、それらを使ってプレイヤーが何者かに殺害された時に小春ちゃんが悲しむというクエストを作る事にしました。現在小春ちゃん最新版(1.3.2)をNexusにアップ済みなので、耐えられる方はインストール時に追加セリフパッチにチェックを入れて確かめてみてください。

目次

まずはStoryManagerを見る

まずはここから。

左側のSM Event Nodeの中にKill Actor Eventっていうのがあるのですが、早い話がアクターが殺害されたのを監視してクエストに橋渡しするシステムのようです。そこで私はプレイヤーが殺害された時に小春ちゃんのセリフを登録したクエストに橋渡し出来るんじゃないかと思って色々試してみる事にしました。

新規に追加しても個別レコードとして管理されます。
Victimっていうのが殺された側。

赤枠部分が今回新規に作ったところで、プレイヤーがプレイヤー以外の何物かに殺害された時にaaaKohaPlayerDeathQuestに橋渡しするという構造になっています。ここまではいいのですが、その後何十回に渡りうまくセリフを喋ってくれないというデバッグ祭りとなりました。今回は場当たり的に色々試して成功したので、もっと効率の良い方法があるかもしれませんが、とりあえずはこれで出来たよー程度に受け取ってください。

じゃあクエスト側に取り掛かろうか

Event一覧からKill Actor Eventを選択

橋渡し先のaaaKohaPlayerDeathQuestの中身をこれから作っていくのですが、今回思いついた場当たり対処として

・Story ManagerでaaaKohaPlayerDeathQuestが開始した後、Aliasに小春ちゃんを指定した
・Aliasに入った小春ちゃんにセリフを喋らせる為だけのPackage入りのFormListを上乗せした
・ProcedureTreeはSequence、Procedure:Sayで作ってTopic、Tauntを喋らせた
・それだけだと従来のTauntセリフを喋るので、このクエが走ってる時に従来のクエを停止させた

といった感じでとりあえず動くようになりました。従来のセリフが登録されているクエストはQuest Dialogue Conditionsで無理矢理停止したので、敗北ペナルティ系MODとの整合性は一切考えていません。どころか今回は喋った後に元のPackageに戻す処理を書いていないので、何らかの理由で死亡後にプレイ続行になるととても困った事になりますが、今の私の頭では分からないので今回は見送りしました。

今でも全てを理解しきれていないAlias部分。

今回はUnique Actorで小春ちゃんを直接指定して、右下のCombat Override Package Listにセリフを喋らせる為のPackageを同梱したFormListを入れました。戦闘中に負ければそりゃ心配の一つもするでしょう精神。

FormListの中身。aaaKoha_PlayerDeathPackageによって普段の行動を上書きします。

次によく分からないままPackage部分を作っていきます。小春ちゃんの行動を上書きする存在です。

とりあえずこれで動きました感。

赤枠の部分だけ気を付けて、後は勢いでテストプレイを繰り返しました。右側のFlagは何が正しいのか今でもよく分かっていませんが、調べてみたところOnce Per Dayっていうのにチェックを入れると一日に一回だけ発動するそうです。そして画像を見ると一部の人には分かるかもしれませんが、Hold Position未設定で二度と元の挙動に戻れなくなってしまっています。普通に遊んでいたらゲームオーバーしたらそこまでなので放置という投げやり精神です。敗北ペナルティ系への対応は誰か考えて……

思いつき精神極まれり。

今回はSayによってTopicのTaunt(挑発)を喋らせましたが、このまま放置すると普段の小春ちゃん用クエストからもTauntセリフが選出されてしまうので、プレイヤー死亡クエストが走っている時はクエスト全体を停止させるという思いつき対処で済ませました。本当にこれで良かったのかどうかは分かりませんが、ヒーラー機構も一応これで止める事が出来たので多分だいじょうぶだと思います。もっと良い方法があったら起こしてください。

とりあえず形になった

とまあそんなこんなで成果を動画にしました。毎度の事ながら私のボイチェン声につき閲覧注意です。

プレイヤーがサーベルキャットにド突かれた後に、小春ちゃんが「マイクのテストです」と喋ってくれました。分からない事だらけの中での挑戦でしたが、とりあえず形になったのでいいかなといった感じです。ちなみに今回の方法だと小春ちゃんがブリードアウト(膝付き)中は喋ってくれないので、こればかりは諦める事にしました。以上、自分用メモにしては長々と書き連ねましたが、将来の自分の為に役立つといいなあと思います。

この記事を書いた人

PSO2 Ship03、FFXIVイフ鯖などで活動しています。PSO2ではEP2以降Teを楽しんでおり、単独戦闘力を求める以上に他人を見る立ち回りが好きです。申し訳程度に現行エキスパを取っているくらいの中間ゲーマーですが、宜しくお願いします。

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